1935年愛媛県生まれ。58年『飼育』で芥川賞受賞。59年東京大学文学部卒業。67年『万延元年のフットボール』で谷崎潤一郎賞受賞。94年ノーベル文学賞受賞。97年アメリカ芸術アカデミー・外国人名誉会員。2000年ハーヴァード大学名誉文学博士号取得。代表作:『個人的な体験』『万延元年のフットボール』『宙返り』他。
【受賞理由となった業績や活動】
(作品世界の「普遍性」が評価される)
大江健三郎は、以前「(一貫して)日本の読者を、それも同時代を共有した人たちに向けて書く」と述べたことがあるが、それにもかかわらず、彼の作品は多くの外国人読者をも惹きつけ、相変わらずの根強い支持を受けている。 続きを読む 「大江 健三郎(1935~)」(1994年 文学賞)