「ノーベル経済学賞」カテゴリーアーカイブ

ノーベル経済学賞受賞者

「ティンバーゲン, J(1903~94)」(オランダの経済学者)

経済学賞(1969年 受賞)

【経歴】

1903年4月12日オランダのハーグに生まれる。ライデン大学で物理学を学ぶが、経済学に転じる。29年博士号取得、オランダ政府中央統計局に勤務、33年ロッテルダム経済大学講師に就任。経済学の計量化を研究。36年国際連盟の景気循環研究委員。45年オランダ政府中央経済計画局長官。55年オランダ経済研究所所長。60年来日し研究指導(経済企画庁と外務省の招きに応じて)。67年エラスムス賞受賞。68年国際連合開発計画委員会の初代委員長に就任。69年に第1回ノーベル経済学賞受賞。73年ライデン大学教授。94年7月9日(享年91歳)。

【受賞理由となった業績や活動】

★〔受賞理由〕

「計量経済学の発展に寄与した貢献」に対して、1969年ノーベル経済学賞受賞。 続きを読む 「ティンバーゲン, J(1903~94)」(オランダの経済学者)

「クズネッツ, S. S.(1901~85)」(アメリカの経済学者)

経済学賞(1971年 受賞)

【経歴】

1901年4月30日ソ連のハリコフに生まれる。初期ソ連政権下で、一時ウクライナの統計局主任を務める。22年アメリカへ移住、コロンビア大学で学ぶ。26年同大学で博士号取得(「周期的変動」の研究)。27年NBER(米経済研究所)研究員、29年から連邦政府商務省との共同研究でアメリカの国民所得の研究に従事。30年ペンシルバニア大学助教授。36年同大学教授。49年アメリカ統計学会会長。54年アメリカ経済学会会長、ジョンズ・ホプキンズ大学教授。60年ハーバード大学教授。71年同大学名誉教授、同年ノーベル経済学賞受賞。85年7月9日死去(享年84歳)。

【受賞理由となった業績や活動】

★〔受賞理由〕

経済成長に対する経験主義的解釈により、社会構造や発展過程に斬新で深い洞察をもたらした功績により、1971年ノーベル経済学賞受賞。 続きを読む 「クズネッツ, S. S.(1901~85)」(アメリカの経済学者)

「レオンチェフ, W. W.(1906~99)」(アメリカの経済学者)

経済学賞(1973年 受賞)

【経歴】

1906年8月5日ロシアのペテルブルグ(現サンクトペテルブルグ)に生まれる。25年レニングラード大学卒業。その後ドイツ入りし、キール大学の経済研究員。28年ベルリン大学で博士号取得。29年中華民国南京政府の招きで運輸省顧問。31年アメリカに渡り全米経済研究所(NBER)の研究員、ハーバード大学講師。39年同大学准教授。46年同大学教授。48年から72年までハーバード経済研究所を主宰。73年ノーベル経済学賞受賞。75年ハーバード大学退官、ニューヨーク大学教授。99年2月5日死去(享年93歳)。

【受賞理由となった業績や活動】

★〔受賞理由〕

「重要な経済諸問題に対する産業連関分析の応用」に対して、1973年ノーベル経済学賞受賞。 続きを読む 「レオンチェフ, W. W.(1906~99)」(アメリカの経済学者)

「カントロヴィッチ, L. V.(1912~86)」(旧ソ連の経済学者)

経済学賞(1975年 受賞)

【経歴】

1912年1月19日旧ソ連のペテルブルグ(現サンクトペテルブルグ)に生まれる。30年レニングラード大学卒業。34年同大学教授。35年博士号取得。45年ソ連邦科学アカデミー数学研究所レニングラード支部研究員。49年ソ連邦国家賞受賞。60年ソ連邦科学アカデミー・シベリア支部数学研究所数理経済研究部長。65年レーニン賞受賞。71年ソ連邦科学技術国家委員会付属国民経済管理研究所に移籍。75年ノーベル経済学賞受賞。86年4月7日死去(享年74歳)。

【受賞理由となった業績や活動】

★〔受賞理由〕

資源の適正配分に関する一連の研究に対し、1975年ノーベル経済学賞受賞。 続きを読む 「カントロヴィッチ, L. V.(1912~86)」(旧ソ連の経済学者)

「フリードマン, M.(1912~)」(アメリカの経済学者)

経済学賞(1976年 受賞)

【経歴】

1912年7月31日アメリカ・ニューヨーク市ブルックリンに生まれる。32年ラトガーズ大学卒業、シカゴ大学大学院に進学。33年修士号取得。同年コロンビア大学に移る。35年NRC(国家資源委員会)研究員。37年NBER(全米経済研究所)研究員。40年ウィスコンシン大学客員教授。41年連邦政府財務省租税調査局主任研究員。43年コロンビア大学統計調査グループ次長に就任、戦時経済研究プロジェクトに携わる。45年博士号取得、ミネソタ大学助教授。46年シカゴ大学准教授。48年同大学教授。57年行動科学高等研究センター研究員。66年アメリカ経済学会会長、マーシャル計画事務局顧問、インド財務省顧問。76年ノーベル経済学賞受賞。77年スタンフォード大学フーバー研究所上級研究員。

【受賞理由となった業績や活動】

★〔受賞理由〕

「通貨理論に関する一連の研究」(消費分析・通過理論の実績と経済安定政策の実証など)に対して、1976年ノーベル経済学賞受賞。 続きを読む 「フリードマン, M.(1912~)」(アメリカの経済学者)

「サイモン, H. A.(1916~85)」(アメリカの経済学者)

経済学賞(1978年 受賞)

【経歴】

1916年6月15日アメリカ・ウィスコンシン州ミルウォーキーに生まれる。36年シカゴ大学卒業、同大学研究員。39年カリフォルニア大学行政研究所研究員。42年イリノイ工科大学助教授。43年政治学博士号(シカゴ大学)取得。47年イリノイ工科大学教授。49年カーネギー・メロン大学教授。69年特別科学貢献賞受賞。75年A.M.チューリング賞受賞。78年ノーベル経済学賞受賞。2001年2月9日死去(享年84歳)。

【受賞理由となった業績や活動】

★〔受賞理由〕

「経済組織内における意思決定過程に関する一連の研究」に対して、1978年ノーベル経済学賞受賞。 続きを読む 「サイモン, H. A.(1916~85)」(アメリカの経済学者)

「トービン, J.(1918~2002)」(アメリカの経済学者)

経済学賞(1981年 受賞)

【経歴】

1918年3月5日アメリカ・イリノイ州シャンペインに生まれる。39年ハーバード大学卒業後、同大学大学院に進学。40年修士号取得。42年アメリカ海軍将校、ハーバード大学ジュニアフェロー。47年博士号取得。50年イェール大学准教授。55年同大学教授、同大学コウルズ経済研究所所長就任。58年アメリカ計量経済学会会長。61年アメリカ第35代大統領故J.F.ケネディの経済諮問委員会委員。71年アメリカ経済学会会長。81年ノーベル経済学賞受賞。2002年3月11日死去(享年84歳)。

【受賞理由となった業績や活動】

★〔受賞理由〕

「金融市場と歳出、雇用、生産、価格との関係の分析、研究」に対して、1981年ノーベル経済学賞受賞。 続きを読む 「トービン, J.(1918~2002)」(アメリカの経済学者)

「ブキャナン, J. M.(1919~)」(アメリカの経済学者)

経済学賞(1986年 受賞)

【経歴】

1919年10月2日アメリカ・テネシー州マーフリーズボロに生まれる。40年ミドル・テネシー州立大学卒業後、同大学大学院に進学。41年修士号取得、シカゴ大学大学院に移り、48年博士号取得。51年フロリダ州立大学教授。56年バージニア大学教授ならびに同大学トーマス・ジェファーソン政治経済学センター所長。69年バージニア州立工科大学教授ならびに同大学公共選択研究センター所長。83年ジョージ・メイスン大学教授。86年ノーベル経済学賞受賞。

【受賞理由となった業績や活動】

★〔受賞理由〕

公共選択理論を確立した業績に対して、1986年ノーベル経済学賞受賞。 続きを読む 「ブキャナン, J. M.(1919~)」(アメリカの経済学者)